ウエットスーツとは、内部に気泡を含むネオプレーン(クロロプレーン)ゴム製の生地を使用した、身体にピッタリしたスーツのことです。生地の厚みは通常2~7mmのものがあり、厚いものほど保温性に優れるが、その反面運動性は制限され、かつ浮力が大きくなってしまい、スキューバダイビングでは、より多くのウェイトが必要になってしまいます。日本国内でダイビングに使用するウエットスーツは5mm厚のものが最もポピュラーですが、海外の水温の高い海では3mm厚のものが多く、使用する環境に合わせてウエットスーツを選ぶことがポイントです。水中ではウエットスーツ内部に水が浸入してきますが、身体にフィットとしたものを着用していればその量は極めて少量であり、浸入した水がスーツと身体の間に薄い水の層をつくります。その水の層を体温で暖めることによって保温性を維持します。ところが、ウエットスーツのサイズが大きすぎたり、身体に密着しない部分があると、身体の動きに応じて水が出入りしてしまうため、保温性が大きく損なわれてしまいます。そのため、ウエットスーツはサイズを慎重に選択する必要があり、また個々の身体のサイズに測って製作する、いわゆるフルオーダーメードが主流になっています。また、ウエットスーツの下には、何も着用しないか、競泳用の水着程度のものを着用しますが、最近ではラッシュガードやウェットインナーなどを着用する場合があります。